なぜ笑うと身体にいいの?
笑うことで息がたくさん吐けるようになり、横隔膜に関わる腹筋群が刺激されて自律神経が整います。
酸素を吸うには吐かなければなりません。
通常時の呼吸では肺の3分の1ほどしか使っていない人も多く(もっと少ない人も!!)笑うことで、圧倒的に多くの酸素を取り込めるんです。
そうなることで、結果的に細胞や脳に多くの酸素が供給されていくのです。
笑いで自律神経が整う?
ここはちょっと解説が必要かも、と個人的に思っています。
交感神経と副交感神経は笑うことで、両方がバランスすることもわかっています。
笑っている時→交感神経優位
笑い終わり→副交感神経優位
になりますが、交感神経は一瞬で跳ね上がるのに対し、副交感神経は時間をかけて優位になっていきます。なのでたくさん笑っただけでは、実は交感神経が上がりっぱなしになっているかもしれません。
大切なのは笑った時時間以上に鎮静の時間を持つことでリセットされていくのです。
また笑っている時、βエンドルフィン・セロトニンといったホルモンが分泌され、幸せを感じやすくなることがわかっています。この幸せホルモンのおかげでストレスの軽減やメンタルの安定につながってきます。
多くの不調は自律神経が原因と言われていますから、笑うだけで整うなんてめちゃくちゃいいですよね!
笑いで免疫力アップ
NK細胞を知っていますか?ご存知の方も多いと思いますが、NK細胞と言うのは免疫細胞のことです。
笑うことでNK細胞が活性することがわかっています。
また、笑うと骨盤底筋群や腹筋群が動くようになり、骨盤内臓器の血流やリンパの流れが良くなり、腸の動きが改善されたりします。
これらは全て自律神経の中でも特に、腹側迷走神経系が活性化と関係があり、
腹側迷走神経というのは、「安心やつながり」といった社会との関わりに関係する神経。
笑うだけで実はとっても健康に嬉しい影響があるんですね
笑いが体幹を鍛える
「体幹」と言うのは呼吸筋と関わります。これら全て深層部にある深層筋。骨に近い部分にあるから体幹なんです。深層筋は触ったり感知することが難しい筋肉です。
皮膚の近くにある表層筋は、力こぶや6パックなど表から見てもわかりやすい。
深層筋は逆で、とっても繊細なもの。
トレーニングを積んでいなければ、ほとんどの人は見逃すような感覚です。なので、ジムなどで体幹トレーニングと言っても、実は表面の筋肉を鍛えていることも多いかもしれません。
特定して鍛えるのが難しい深層筋ですが、笑うことでトレーニングできることも実験されています。これは最も強く笑っている時(大笑いしている時)の結果なので、どんな笑いでもいいわけではありませんが、少なくとも笑いが、あなたがお金を費やし必死になってやっている今のトレーニングを助ける事は間違いないのではないでしょうか。
作り笑いで効果あり!
脳は、本物の笑と作り笑いの見分けがつきません。
面白くなくていい。
怖い顔でいい。
エクササイズとして笑いを行ってみて欲しいのです。
「ハハハハハ」とほっぺと口角を上げて発声するだけで脳は笑っていると認識し、ホルモンを出してくれるなんとも太っ腹で気前の良いシステムなのです!
今日のプチトライ
大きく口を「あ」に開き、「ハハハハハ」を 3回〜5回繰り返します。
↓
口を閉じて呼吸を楽にしましょう。
ほんのわずかながら、顔や体が緩み、気持ちまで変化するのを感じられるはず。
まとめ ☆ここだけ読めば、要約つかめる!
- 笑いは呼吸を深め、自律神経を整え、免疫力を高めるスグレモノ!
- 笑うと、脳から幸せホルモンが出て心まで軽くなる!
- 作り笑いでも充分効果あり
ぜひやってみてくださいね!
笑い呼吸法をもっと知りたい方へ☆
